万年筆

モンブラン マイスターシュテュック 149 プラチナライン|レビュー(MONT-BLANC|万年筆)

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記事公開日:2021年9月24日

ペン先(※): オリジナル ペン先固定なし ※要工具
※ : メーカーオリジナルのペン先で接着剤等で固定はされておらず外すことが可能。ただし、専用の工具が必要

モンブラン マイスターシュテュック 149 プラチナライン です。

いよいよ「最後にたどり着く 万年筆」(と比喩されることが多い万年筆)です。

「いよいよ」というのはどうしても「自分がモンブランを語っていいの?」というのが先行してしまうほど、モンブランの万年筆はハードルが高い(勝手なイメージ)です。

語る 以前 に「自分がモンブランを持つのにふさわしい人間なのか?」という考えが先行してしまい、「買う?」、「買わない?」を長い時間迷いました。

遅かれ早かれきっと最後は購入するのだろうから、この「迷っている時間がもったいない」と思い購入に至りました。

マイスターシュテュック 146(以降、146 と記載) の時も同じ感覚でしたが、146 が良かったので 146 ほどは悩まず購入してしまいました。


同じ様な考えの方のお役に立てれば嬉しいです。

モンブラン マイスターシュテュック 149 プラチナライン

モンブラン マイスターシュテュック 149 インク補充方法が吸入式の万年筆です。
以降、「149」 と記載します。

カラーは「ブラック × シルバー」の プラチナライン です。

最後にたどり着く万年筆…

「最後にたどり着く万年筆」といわれる万年筆です(私は最後ではありませんでした…)。

モンブランのイメージといえば…

  • 圧倒的なブランド力
  • 万年筆といえばモンブランという知名度

といったところでしょうか。

ただ、ブランド力、知名度、価格 に恥じない万年筆です。どっしり構えた太めの軸、大きなペン先でゆったり文字を書くことができます。

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スペック

大きさ

大きさ比較のために並べてみました。上が 146、下が 149 です。

マイスターシュテュック146 との比較表です。

149146
長さ149mm146mm
キャップを外した長さ133mm127mm
胴軸最大径15.4mm13.4mm
全体の重さ32.2g26.0g
胴軸のみの重さ21.4g16.0g

形状

「THE 万年筆」という形状です。万年筆の基本の形ですね。そもそも、マイスターシュテュックが万年筆の形の原型?!


ペン先

ペン先には 4810、ホワイトスター、18金(Au750) が刻印されています。キレイなバイカラーです。

サイズ・重さ

万年筆-サイズ
計測箇所サイズ
全長149mm
キャップをはずした長さ133mm
キャップポストした時
の長さ
168mm
キャップのみの長さ71mm
胴軸最大径15.4mm
キャップ最大径
(クリップは除く)
17.4mm
計量パーツ重量
全体32.2g
軸部のみ21.4g
キャップのみ10.8g

作り

レジン

クリップ、留め金以外 はレジン製です。「モンブラン プレシャスレジン」といわれるレジンです。他社のレジンよりもしっとり手に馴染みます。

キャップ

キャップはネジ式です。乾燥にはかなり強いです。

インク窓

ブルーブラック系のインクが少し入っている状態です。

バランス

筆記の際は、キャップポストしても、しなくてもどちらもバランスがいいです。個人的にはキャップポストしない方がしっくりきます。

長時間筆記も気にならない

どちらにしても軸が太めでなだらかな流線型、かつ プレシャスレジン のおかげでしっとりと手に馴染み、長時間の筆記も気になりません。

重心

重心位置の2画像です。まず、キャップポストした場合、キャップと軸の所で中心より気持ち後ろです。

キャップポストしない場合、中心よりやや後ろで一番太いところです。

書き味・字幅

書き味

インクフローは潤沢という感じではないです。個体差なのかもしれません。

1本しか所有していないので比較ができませんが想像していたほど潤沢ではありません。

私が所有している 146 がかなりインク量が潤沢というのもあるのですが、それよりは渋く感じます。渋いというよりは「濃淡がより出る(出せる)、節度を持った程よいインク量」という印象です。

ニブの大きさ、素材の材質の違い(柔らかさ)による濃淡の違いかも知れません。
万年筆の筆跡を楽しむのにいい印象です。

146 と違うところは大きさ・太さで、やはり大ぶりで外出先で使うにはあまり向かないです。細かい文字を書くのにも向きません。普段使いには小回りの効く、146ですね。
149 は自宅でじっくり、ゆったり使うのがふさわしいです。

Q
書き味エピソード

149を特段書きやすいと思うこともなく、数年使っていたある時「書くことに集中している」自分に気づき、鳥肌が立ったことがあります。

私は文字を書くことは好きですが、仕事としているわけではないので一日中書いているということはありません。そんな私がある時、ササっと考え事をしながら149でメモ(A5用紙1枚程度)をし、キャップを閉めました。その後、ふと我に返った時に鳥肌が立ちました。

何が良かったのかは正直わかりません。私の149はEF字、かつインクフローが潤沢というわけではないので、ヌラヌラと筆記できたわけではありませんが、149から筆記される線がとてもキレイで気持ちよく感じました。インクが途切れる気がしないと思えたところが良かったのかもしれません。とにかく書くことに集中していた自分に気づきました。これがモンブラン149の力なのか…と思ったのです。今までに感じたことのない感覚だったため鳥肌が立ったのです。
それ以降、149はやっぱり良い万年筆だと思うようになりました。

もっと柔らかく、ヌラヌラ感を味わうのであれば別記事で紹介しているのですが、セーラー万年筆の「キングプロフィット」をおすすめします。
キングプロフィットは感動するほどヌラヌラ書けます。
> セーラー万年筆 キングプロフィットとは?
(ブログ内のリンクです)

字幅

私の所有しているものは極細(EF)です。海外製(ウエスタンニブ)によくある「日本製と比較して太め」の字幅です。

ウエスタンニブは通常、日本製に例えると細字から中細字が一般的です。個体差なのか149はそういうものなのか不明ですが、中字程度の印象です。カリカリ感はまったくありません。

下の画像は字幅のサンプルです。紙は ライフ ノーブルノート 5mm 方眼です。

モンブランのペンポイントは長めに研ぎ出されています。

そのため、セーラー万年筆の「長刀研ぎ」とまではさすがに行きませんが角度によって、少し太めの文字を書くことができます。

他のブランドの万年筆の場合、ペン芯とニブがしばらく使っているとわずかですがズレることがあります(手で直せるレベル)。モンブランに関しては全くズレません。小さな事かもしれないのですが、非常に安心感があります。

ペリカンもズレません。ペリカンの場合、金属で固定されているためだと思いますが…。

気になるところ

個人的には下記の点が気になります。

気になるところ

■ キャップの内側で軸にキズがつきやすい
■ 外で使うことは考えない方がいい大きさ(※ 1)
■ 分解するのに専用の工具が必要。かつ難しい(※ 2)

※ 1:大きいので外出先で使うという感じではないです
※ 2:自分で分解せず、メーカーにお願いするのが正しいです(分解すると当然のことながら保証対象外になります)。自分でメンテナンスするには専用の工具が必要で、分解して再度使えるようにするのが少し難しいです。一度、分解したのですが、ピストン機構の長さの調節が難しかったです

まとめ【モンブラン149 プラチナライン】

「最後にたどり着く万年筆」にふさわしい万年筆です(記載しましたが私は最後ではありませんでした…)。


年代によって書き味が違うようです。

「xx年代のものが柔らかい書き味で良かった」等の話も聞きますが、そこに手を出してしまうと本当に抜け出せない沼に入り込んでしまうので私はやめています。

私の所有しているものは現行バージョンですが不満はありません(いや、あります。高いです…)。

お金があれば149を買いなさい、お金が無ければ貯めて149を買いなさい。」という言葉があるように偉大な万年筆。

最高の一本、一生モノの一本、モンブラン マイスターシュテュック 149 プラチナライン でした。

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ひとまわり小さいモンブランマスターシュテッュク 146 の記事もご覧ください。
146 の方がサイズ的に汎用性が高いのではないのかな?とは思います。

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文房具(特に筆記具)が好きなサラリーマン。万年筆は146本(2026年1月現在:万年筆歴20年)・ボールペンも約100本・シャープペンは約50本、木軸ペン、その他筆記具(フェルトペン、蛍光ペン 等々)も数え切れないほど購入しています。最近は海外のお店から万年筆のペン先を購入し、カスタマイズを楽しんでいます。壊してしまった万年筆が何本もあります。万年筆以外の記事は別ブログ紙とペンのブログはこちらです。
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