ウォッチペン 万年筆(クリスエール[chriselle]|万年筆)
記事公開日:2024年11月18日
ペン先(※): JOWO 固定なし※ : JOWO社製のペン先で接着剤等で固定はされておらず外すことが可能
※:上の画像はペン先を変更しています
クリスエール[chriselle]ウォッチペン 万年筆 です。
2023年の1月の ”ハンドメイドインジャパンフェス(HMJ)” で知り、2年の間で3本目のお迎えとなります。はじめて出会った時「いつかはウォッチペンを…」と思っていましたが、今回、比較的早い段階でお迎えすることができました。
クリスエール[chriselle]ウォッチペン 万年筆
クリスエール[chriselle]ウォッチペン 万年筆。カートリッジ/コンバーター両用式の万年筆です。
職人である クリス・レッドビーターさん が想像もつかない素材で作り出す、独創的で美しい世界観を感じることができる筆記具ブランドです。
- Creema プロフィールより引用 -
10年ほど前に『世界ペン職人大会で最優秀賞受賞』をきっかけに、漆・珈琲豆・ヘビ革・ワニ革・時計部品・基盤・鳥羽・アワビ・真珠貝・樹脂 等々あらゆる素材から、オリジナルブロックを創り旋盤してます。
決して妥協を許さない熟練した技術で、どれも美しい逸品である『世界に1本』を創ってます。
ペンのみにこだわり、自慢のボデイの美しさに負けないようクリップやリング部などの金属部は、チタン・プラチナ・18金・ロジウムなどプレイトしたものを装着しています。
引用元の Creema はこちら(Creemaのリンクです)
作り
想像もつかない素材
ウォッチペン 万年筆 にはグラスファイバーが巻かれ、その上に時計のパーツが埋め込まれています。様々なパーツが並べられており、おもしろいです。
ただ、時計の針がセンターからズレていたのと気泡のようなものが数か所に見受けられたのが少し気になりました。購入時は気にしていなかったのですが、自宅でじっくり見ていて気付きました。気泡はグラスファイバー繊維の影響でしょうか…
軸はグリップ部から中央部にかけて太くなり、尻軸に向けて細くなります。
ウォッチペン以外のその他の素材
コーヒー豆、鳥の羽、木の瘤、和紙 などなど通常では考えられない素材を、ペンという 1本の中に閉じ込めた作品もあります。
さまざまな素材を薄く加工し、ペンボデイに巻きつけ、透明な樹脂で固め、旋盤機にかけて作成するとのこと。
ペン先
ペン先は JOWO 6号のスチールニブ M字 でしたが、自宅にあった14金 ホワイトロジウムコーティングのEFに変更しました。接着剤等で固定されていないので簡単に変更できます。
海外のサイトではありますが「fpnibs」で検索してみてください。JOWO社、BOCK社をはじめ、様々なメーカーのペン先を購入できます。私も何度か購入しています。
スペインのお店なので送料が 4,000円程度、期間は 1週間程度 必要です。
商品の価格によっては 関税が必要 となります。
ペン先を購入した際の記事です。
クリップ等金属部
クリップをはじめとし、金属部分はシルバーメイン。一部ゴールド仕上げです。
時計にそこまで詳しくありませんが、フランク・ミュラーは知っています。そんな、高級時計フランク・ミュラーのウォッチペンです。
時計の針がセンターから少しずれていました。購入時に気づかなかった…
軸(内部機構)
クリップの裏に ”DAYACOM” と刻印があります。台湾の企業の軸(内部機構)のようです。
クリスエールの万年筆は3本目なのですが、すべて軸はDAYCOM製の様です。
インク補充方式
インク補充方式は カートリッジ/コンバーター両用式。欧州規格(ヨーロッパ規格)です。
コンバータは付いていました。
サイズ・重さ
長さ | 137mm |
軸のみの長さ | 130mm |
キャップポストした長さ | 167mm |
軸最大径 | 14.3mm |
キャップ最大径 (クリップは含まず) | 17.4mm |
重さ (コンバーターを含め全体) | 58.0g |
キャップのみ | 28.0g |
軸部のみ | 30.0g |
全体で58gとかなりの重量級。軸部のみでも30gです。
キャップポストしない方が書きやすいです。ただ、重量級の万年筆なので細字のペン先ではなく、太字のペン先でどっしりと書く方がこのペンには合っています。
キャップだけで28gあるので、キャップポストするとかなりの高重心。個人的にキャップポストしての筆記は高重心すぎて難しいと感じました。
まとめ【ウォッチペン 万年筆】
2008年に『世界ペン職人大会で最優秀賞受賞』という素晴らしい実績。これだけ美しいペンですので納得です。
数年前には「趣味の文具箱」にも掲載され、話題になったようです。当時、私は今ほど万年筆に興味がなかったのでチェックしていませんでした。
2023年にはじめてクリスエールに出会い、今回3本目。手が込んでいるだけあってなかなかな高級品です。
憧れだったウォッチペン。お迎えできましたが、軸が違った色のもの(黒か青ベースのもの)が欲しくなってしましました……。
以前より制作するのに時間がかからなくなったとのことで、私がはじめて見た時よりも販売価格が安くなっているとのことでした。
一部、文具店でも常時展示販売(詳細はCreemaのプロフィールを参照ください)しているので気になる方はチェックしてみてください。
Creema でも購入できます。Creema はこちら(Creemaのリンクです)
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