Asvine V126 真空充填万年筆|レビュー(アズバイン[Asvine]|万年筆)
記事公開日:2024年3月4日
ペン先(※): オリジナル※ : メーカーオリジナルのペン先
Asvine V126 真空充填万年筆。中国の新生ブランド ”Asvine”(※1) のアクリル製軸の真空充填式万年筆です。
※1 : 確固たる情報がないのですがこの記事では ”中国の新生ブランド” として記載します
インクの補充方法は真空充填式、ペン先には”Asvine”の刻印。
真空充填式の万年筆で4,453円(Etsy 2024年3月 現在 ※2)は驚きです。お手頃な価格ではありますが作りはしっかりしています。
この万年筆の前に同じアズバインの万年筆を2本お迎えしました。どれも高品質でおすすめできるメーカーです。
※2 : Amazonですと掲載のカラーは4,261円。他のカラーですと3,900円です
アクリル・チタン万年筆の記事です。
ピストン万年筆の記事です。
Asvine V126 真空充填万年筆で気になったのは下記の1点。
”気になった” といってもそのまま使うには申し分がありません。
- ペン先がアズバインのみ(※3)
※3 : この万年筆の前にお迎えした2本はペン先をBOCK社製に変更が可能でした。そのため、”カスタマイズを楽しむことができない” というだけで、そのまま使用する分には何も問題はありません
※ : Amazonカスタマーレビューに移動します
アズバイン[Asvine] V126 真空充填万年筆
Asvine V126 真空充填万年筆。アクリル軸の真空充填式の万年筆です。
Asvineは、20年以上にわたり万年筆業界で事業を展開している家族経営の企業です。
Googleより引用
Google AIが教えてくれた情報なのでどこまで正確かはわかりません。インターネットで調べても情報が少ないのが現状です。”中国ブランド” という情報が多いのですが、確信となる情報はありませんでした。
私はAmazonで購入したのですが、中国から発送されたことまではわかったということだけです。おそらく中国のブランドだと思われます。以降、この記事では中国ブランドとして掲載します。
作り
アクリル製の軸。形状はいわゆるバランス型(シガー型)。
ペン先
”Asvine” と刻印されたスチール製のペン先。4,261円(Amazon 2024年3月 現在 ※1)です。
Asvineペン先は字幅は下記が選択可能です。
- EF
- F
- M
ペン先ユニットは接着剤等で固定されていないので着脱が可能。
ただし、他のメーカーとの互換性はありません(※2)。
※1 : 価格は記事掲載のマットブラックの価格。軸の色によって若干、価格が異なります。私が購入したのはEtsyですがAmazonの方が安かったです。Etsyで4,453円でした
※2 : BOCK社製、JOWO社製共に使用できませんでした
インクの補充方法
インクの補充方法は真空充填式。
有名なものでいうとパイロットのカスタム823で採用されている人式。パイロットでは ”プランジャー式” という名称。この記事掲載の万年筆の商品名は ”真空充填万年筆”。”真空” を直訳すると ”バキューム” なので ”バキューム充填式” が正しいのかもしれません。
上の画像のように尾栓を引き出し、ペン先をインクボトルに付けて尾栓を押し込むことでインクが吸入されます。1回の吸入でインクタンクの3分の2程度まで吸入できました。
真空充填式ははじめてなのでこれが正常なのかはわかりません。しばらく使ってみて何かわかったら追記します。
下の画像のように首軸から取り外しが可能でなので洗浄もしやすいです。
カラー展開
掲載のカラーは ”マットブラック” ですが、その他には下記のカラーが展開されています。
- クリアアクリル
- クリアアクリル(つや消し)
- ブルーアクリル
- ブラウンアクリル
キャップ
キャップを閉める際の回転数は約1.5回。
クリップ
クリップはちょうどいい硬さ。クリップの形状としては ”雨垂れクリップ” といわれる形状です。クリップの下のキャップリングにはメーカー名が刻印されています。
少し小さくて見えにくいですが反対側には型番のV126。
インク残量の確認
スケルトン軸なので ”インク窓” という概念はありません。マットブラックなので見えにくくはありますがインク残量はわかります。
サイズ・重さ
長さ | 147mm |
軸のみの長さ | 128mm |
キャップポストした長さ | 162mm |
軸最大径 | 13.4mm |
キャップ最大径 (クリップは含まず) | 15.5mm |
重さ | 27.1g |
キャップのみ | 8.9g |
軸部のみ | 18.2g |
重心バランス
キャップポストすると中心より後ろ重心。
キャップポストしない場合、尻軸部分の金属のためかなり後ろ重心。
私の場合、尻軸がちょうど親指と人差し指の間に収まり、非常に安定感があり書きやすいです。しかし、これは手の大きさによりますね。
まとめ【V126 真空充填万年筆|レビュー】
真空充填万年筆で4,453円。驚きの価格設定です。
中国の万年筆ということで手にするまで少し不安ではありましたが、実際手にしてみると想像以上にしっかりした作りでかなり魅力的な万年筆です。
このV126 真空充填万年筆の前にもアズバインのペン先の万年筆をお迎えしました。
それまでの私は正直なところ ”中国メーカーのペン先!?どうなんだろう…” という思いがありましたが、書き味はかなりいいです。ビックリしました。中国製万年筆(ペン先)の印象が変わりました。ただ、スチールニブなので硬めの書き味です。
真空充填の万年筆、この品質で5,000円を切ってくるとは… これまでの3本、同じく思いましたがアズバイン[Asvine]おそろしいです。安すぎる。
Asvine V126 真空充填万年筆
※ : Amazonカスタマーレビューに移動します
※ : Yahoo ショッピングでも取り扱いがあるのですが、価格が高いです。
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