万年筆

黄鉄鉱万年筆(クリスエール[chriselle]|万年筆)

紙とペンのブログ管理者
このブログには広告リンクが含まれています。

記事公開日:2023年7月23日

JOWO ペン先固定なし

クリスエール[chriselle]黄鉄鉱万年筆 です。
少し前になりますが ”デザインフェスタ”(2023年5月 開催)で購入しました。

クリスエール[chriselle]黄鉄鉱万年筆

クリスエール[chriselle]黄鉄鉱万年筆。
カートリッジ/コンバーター両用式の万年筆です。

クリスエール[chriselle]とは?

職人である クリス・レッドビーターさん が想像もつかない素材で作り出す、独創的で美しい世界観を感じることができる筆記具ブランドです。

- Creema プロフィールより引用 -

10年ほど前に『世界ペン職人大会で最優秀賞受賞』をきっかけに、漆・珈琲豆・ヘビ革・ワニ革・時計部品・基盤・鳥羽・アワビ・真珠貝・樹脂 等々あらゆる素材から、オリジナルブロックを創り旋盤してます。
決して妥協を許さない熟練した技術で、どれも美しい逸品である『世界に1本』を創ってます。
ペンのみにこだわり、自慢のボデイの美しさに負けないようクリップやリング部などの金属部は、チタン・プラチナ・18金・ロジウムなどプレイトしたものを装着しています。

引用元の Creema はこちら(Creemaのリンクです)

作り

金属製の軸にオリジナルの樹脂ブロックに加工し、旋盤加工されています。

美しい模様は偶然の産物

黄鉄鉱を青い樹脂の上に散りばめて作り出された作品。

ニューロン細胞の様な不思議な模様は、樹脂の混ぜ合わせの際にできた化学反応とのこと。この模様は偶然できたもので「デザインにしたらおもしろそう」ということで作品に採用したそうです。


軸はグリップ部から中央部にかけて太くなり、尻軸に向けて細くなります。
このなめらかな曲線が美しいです。

その他の作品に用いられている素材

コーヒー豆、鳥の羽、基盤(※)、時計の部品 などなど通常では考えられない素材を、ペンという 1本の中に閉じ込めた作品もありました。
さまざまな素材を薄く加工し、ペンボデイに巻きつけ、透明な樹脂で固め、旋盤機にかけて作成するとのこと。
※ : 電子機器内部にある緑色の板状の下の画像のものです

ペン先

ペン先は JOWO 6号のチタンニブ M字(※) でした。なめらかで書きやすかったのですが、普段使いには少し太すぎたので、自宅にあった14金のEFに変更しました。
接着剤等で固定されていないので簡単に変更できます。
※:もとはスチールニブでしたがオプション(+3,000円)で交換していただきました

ペン先の購入

海外のサイトではありますが「fpnibs」で検索してみてください。JOWO社、BOCK社をはじめ、様々なメーカーのペン先を購入できます。私も何度か購入しています。
スペインのお店なので送料が 3,000円程度、期間は 1週間程度 必要です。
商品の価格によっては 関税が必要 となります。

ペン先を購入した際の記事です。

関連記事
万年筆ペン先 購入の楽しみ方(BOCK|JOWO)
万年筆ペン先 購入の楽しみ方(BOCK|JOWO)

金属部

クリップをはじめとし、金属部分は基本的にプラチナメッキですが、一部、金メッキ部分もあります。これがいいアクセントになっています。

軸(内部機構)


クリップの裏に ”DAYACOM” と刻印がありました。
台湾の企業の軸(内部機構)のようです。

台湾メーカーの文房具はいくつか私も所有しています(万年筆、シャープペン、芯ケース)。
台湾文房具はおしゃれなものが多い印象です。

インク補充方式

インク補充方式は カートリッジ/コンバーター両用式。
欧州規格(ヨーロッパ規格)です。

ローラーボールへの交換パーツも一緒に購入しました。
コンバータが付属、ショートタイプのカートリッジもいただきました。

サイズ・重さ

長さ138mm
軸のみの長さ130mm
キャップポストした長さ172mm
軸最大径13.8mm
キャップ最大径
(クリップは含まず)
15.2mm
重さ
(コンバーターを含め全体)
49.6g
キャップのみ22.8g
軸部のみ26.8g

キャップのみで 20g を超えています。そのため、キャップポストするとかなりの高重心になります。
キャップポストしない方がバランスが良く書きやすいです(非常に書きやすいです)。

キャップポストするとかなりの高重心。

まとめ【黄鉄鉱万年筆】

2008年に『世界ペン職人大会で最優秀賞受賞』という素晴らしい実績。これだけ美しいペンですので納得です。

数年前には「趣味の文具箱」にも掲載され、話題になったようです。
当時、私は今ほど万年筆に興味がなかったのでチェックしていませんでした。
時計の部品を埋め込んだ ”ウォッチペン” というものが人気だったようです。
1本 10万円を超えるものも…。

一部、文具店でも常時展示販売(詳細はCreemaのプロフィールを参照ください)しているので気になる方はチェックしてみてください。

Creema でも購入できます。
Creema はこちら(Creemaのリンクです)

関連記事・おすすめ記事

クリスエール[chriselle]の万年筆は個人的には 2本目。
以前購入したスチームパンク万年筆の記事です。

関連記事
スチームパンク万年筆(クリスエール[chriselle]|万年筆)
スチームパンク万年筆(クリスエール[chriselle]|万年筆)

価格別のおすすめ 万年筆の記事です。

関連記事
おすすめ 万年筆一覧【価格別】1,000円台から10万円台まで価格別に掲載
おすすめ 万年筆一覧【価格別】1,000円台から10万円台まで価格別に掲載

最後まで読んでいただきありがとうございました。
「参考になった!」をクリックいただけると嬉しいです(+1されます)。

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ABOUT ME
紙とペンのブログ管理者
紙とペンのブログ管理者
文房具(特に筆記具)が好きなサラリーマン。万年筆は約100本・ボールペンも約100本・シャープペンは約50本、木軸ペン、その他筆記具(フェルトペン、蛍光ペン 等々)も数え切れないほど購入しています。最近は海外のお店から万年筆のペン先を購入し、カスタマイズを楽しんでいます。壊してしまった万年筆が何本もあります。

当ブログ内の文章と文房具の画像は、引用元として「当サイト名」と「対象記事URL」を貼りつけていただければ、ご自由にお使いいただいて結構です。

不明点、ご要望等がございましたら お問い合わせフォーム より連絡をいただければ可能な限り対応いたします。

記事URLをコピーしました