レビュー|プロフィットスタンダード ズームニブ(セーラー万年筆|万年筆)サインペン感覚で使える
記事公開日:2021年10月17日
ペン先(※): オリジナル※ : メーカーオリジナルのペン先
セーラー万年筆 プロフィットスタンダード ズームニブ、カラーは ブラック × ゴールド です。
ラインマーカーとして使用している万年筆、セーラー万年筆 プロフィットスタンダードです。
セーラー万年筆 プロフィットスタンダード ズームニブ
セーラー万年筆 プロフィットスタンダード カートリッジ/コンバーター両用式の万年筆です。
カラーは ブラック × ゴールド(仏壇カラー)です。
2021年9月 に同じ価格帯で「プロフィット ライト」が発売されました。
ブラック × シルバー も選択できるようになりました。
様々な字幅で使える ズームニブ
カメラのズーム機能のように字幅を 細い ⇔ 太い をコントロールできることから ”ズーム” と言われています。
太い文字を書くことができるので、手紙、年賀状等の宛名を書くという用途でも使用できます。
字幅サンプル
上から太さが異なっていることがおわかり頂けると思います。
上から、ペン先を裏返しで筆記したもの、次に立てて筆記したもの、最後が寝かせて筆記したものです。
インクは 色彩雫 秋桜 です。
定番品のピンクより少し落ち着いた色なので愛用しています。
紙はマルマン ニーモシネ 方眼 5mmです。
初めての筆記
初めて筆記した時「太い!」と感じました(太字が欲しいから購入したので太くないと困りますが…)。
ズームニブの良いところは、通常の太字(例えば極太)と違って、”筆記ポイントが広い” ことです。
実は初めての万年筆にも良いのかも…。
スペック
大きさ
万年筆としては小ぶりな部類かもしれませんが、筆記具としては標準的なサイズです。
大きさ比較のために並べてみました。
上から、セーラー万年筆 プロフィットスタンダード、 セーラー万年筆 プロフィット21、モンブラン マイスターシュテュック149、セーラー万年筆 キングプロフィットです。
形状
”THE 万年筆” という形状です。
ペン先
ペン先には 創業年の1911、メーカーロゴ、14金 が刻印されています。
ズームニブ特有
ズームニブには 通常万年筆ではタブー とされている裏で書くためにポイント加工(イリジウムの付着)がされています。
下の画像の矢印の箇所です。
サイズ・重さ
計測箇所 | サイズ |
全長 | 135mm |
キャップをはずした長さ | 118mm |
キャップポストした時 の長さ | 148mm |
キャップのみの長さ | 65mm |
胴軸最大径 | 12.4mm |
キャップ最大径 (クリップは除く) | 14.4mm |
計量パーツ | 重量 |
全体(※) | 17.0g |
軸部のみ | 9.7g |
キャップのみ | 7.3g |
※:カートリッジ、コンバーターを含まず
作り
レジン
クリップ、留め金以外 はレジン製です。
キャップ
キャップはネジ式です。
閉めるのに約2回転必要です。
コンバーター
コンバーターは別売りです。
コンバーターは別の記事にありますので下記をご覧ください。
下の画像はコンバーターをセットしたものです。
バランス
筆記の際は、キャップポストしても、しなくてもどちらもバランスがいいです。
ただ、小さめなので個人的にはキャップポストした方がいいです。
長時間筆記も気にならない
軽めでなだらかな流線型です。
自然に手で包み込むような持ち方で筆記できるので長時間の使用も気になりません。
重心
重心位置の2画像です。
まず、キャップポストした場合の重心はちょうど中心付近です。
キャップポストしない場合、真ん中より気持ち前付近、一番太いところです。
書き味・字幅
書き味、字幅
すでに記載しましたが 1本の万年筆で様々な字幅を表現できるので使っていて楽しいです。
筆記ポイントが広いのもいいですね。
多少、絞って(捻って)書いても掠れることが少ないです。
まとめ【プロフィットスタンダード|レビュー】
ラインマーカーとして使用している万年筆、セーラー万年筆 プロフィットスタンダード ズームニブ の紹介でした。
元々私は ”サインペンの感覚で万年筆を使いたいな” と思いズームニブを購入しました。
そこから最終的にラインマーカーとして使用するようになりました。
筆記ポイントが広い ので、大きめの紙に ササッとメモをする時 等に サインペン感覚で使える ズームニブ。
おすすめです!
購入検討の際、お役立てください。
ワンサイズ大きいプロフィット21の記事です。
こちらもzoomニブがあり、私も所有しています。
最近、発売されたプロフィットカジュアル。
鉄ペンになりますがズームを試すのであればありだと思います。