プロシオン・プロシオン ラスター|レビュー(プラチナ万年筆|万年筆)
記事公開日:2022年8月31日
ペン先(※): オリジナル※ : メーカーオリジナルのペン先

プラチナ万年筆 プロシオン(PROCYON)。プロシオン特徴は下記の通り。
- ペン先が乾きにくい「スリップシール機構」搭載
- 少ないインクでも吸入できる新設計のペン芯
- 金属軸で高級感を保ちつつもほどよい重量
- 金ペンにも負けないしなやかさ
「プロシオン」の名は、全天に21 個ある一等星のひとつ、こいぬ座の恒星「プロキオン」に由来。
ビジネスシーンや生活シーンでのアクセントとしてキラリと輝く万年筆をコンセプトに、また、新しい万年筆の可能性に挑戦する道標として、名付けられました。
公式サイトより引用
公式サイトはこちら
プロシオン(PROCYON) の特徴

日本三大万年筆メーカーの 1つ プラチナ万年筆の プロシオン(PROCYON)。
「2019年の日本文具大賞グランプリ」を受賞という多くの専門家にも認められている 1本です。
ペン先がスチール(いわゆる鉄ペン)ですが、しなるペン先です。1万円以下の万年筆で1本を選ぶとしたらプロシオン です。
下の画像は塗装が異なる プロシオン ラスター。天冠部と塗装が異なり、高級感がアップしています。

- スリップシール機構
- プラチナ万年筆の代表モデル「#3776 センチュリー」の特徴である「スリップシール機構」を搭載。
インナーキャップでペン先を完全気密し 乾燥を防ぐ プラチナ万年筆 自慢の機構です。半年、1年と筆記しなくてもサラリと書き出すことができます。
- 吸入しやすい新設計ペン芯
- 新設計のペン先は約1cmの箇所にインク吸入口があり、少ないインクでも吸入すことが可能です(※)。
※ : 通常、インクの吸入の際は、首軸までインクにつける必要があります
- ほどよい重さのアルミボディ
- 重すぎず、軽すぎず 心地よい重量とバランス。金属軸(アルミ)に塗装仕上げで高級感があります。
基本情報

商品名 | プロシオン(PROCYON) |
発売日 | 2018年7月20日 (ラスター:2021年2月15日) |
価格(税抜) | 6,000円 (ラスター:8,000円) |
インク補充の方式 | カートリッジ/ コンバーター両用式 |
コンバーター/ カートリッジの規格 | メーカーオリジナル |
重さ(※ 1) | 23.3g |
キャップの形式 | ネジ式 |
ペン先 | ステンレス |
字幅 | F(細字)・M(中字) |
付属品 | カートリッジ 1本 (ブルーブラック) |
※ 1 : カートリッジ、コンバーター含まず
プロシオン(PROCYON)・プロシオン ラスター(PROCYON LUSTER)

日本三大万年筆メーカーの 1つであるプラチナ万年筆の プロシオン(PROCYON)。
『もっと手軽に万年筆で、「書く・描く」を楽しんで頂き、「書く・描く」よろこびを通して社会に貢献したい』という思いから、5年もの歳月をかけ開発されました。
一部プレスリリースより引用
プレスリリースはこちら
まずは特徴です。
メーカー記載の特徴
メーカーが掲載している特徴がこちら。
- いつでもさらりと書き出せる「スリップシール機構」搭載
- インク吸入がしやすい新設計ペン芯
- コシがあり柔軟性に優れた五角絞り大型ペン先
- 最適重量バランス設計のアルミボディ
公式サイトより引用
公式サイトはこちら
気になるところ・いいところ

気になるところ、いいところを見ていきます。
気になるところ

詳細情報・いいところの前に、ネガティブ要素の「気になるところ」です。
> いいところはこちら
> 詳細情報はこちら
(ページ内のリンクです)
キャップのための段差が大きい
下の画像の赤丸の箇所です。筆記の際、ここをグリップする場合、慣れるまで痛いかも…。
#3776 センチュリーはもっと段差(エッジ)がキツイです。

いいところ

つづいて いいところ。
メーカーが特徴としてあげている 4つ項目に関しては納得の項目です。重複する点もありますが、私がいいと感じたところを記載します。
キャップの回転数が少ない
キャップはネジ式です。ネジ式ですが回転数が 1回転と少ないです。
「#3776 センチュリー」 は 1.75回転です。わずかな差に感じるかもしれませんが、この差がとても大きいです。
ネジ式でありながら、書きたい時に サっと書き出せます。
なめらかな書き味
プラチナ万年筆は国産メーカーの中で、一番 カリカリした書き味と思っています。
筆記感を感じるように意図的にそうしていると何かで見たことがあります。
そのイメージのまま、プロシオンではじめて筆記した際、思わず「えっ?!」と驚きました。
「#3776 センチュリー」よりもなめらかな筆記感です。ペン先が硬すぎることなく、気持ちのいい筆記ができます。
重すぎず、軽すぎず
金属軸ではありますが、アルミということで重すぎず、軽すぎず、心地よい重量感です。
普段はボールペンを使用している人を考えているのでしょうか。
キャップポストしない場合、前重心です。キャップポストしてもほぼ中央です。
総合してこのクラスであればプロシオン
このクラス(6,000円程度のクラス)であればおすすめできる 1本です。
機能性・筆記した時の気持ちよさと総合満足度はかなり高いです。
プロシオン ラスターも このクオリティで 8,000円という価格。他にはないと思います(いい意味です)。
こちらも価格以上の満足感を感じました。

5,000円で購入した万年筆たちをいくつか。価格改正されてしまったもの、すでに販売されていないものもあります。
プロシオン
プロシオン ラスター
スペック
詳細情報です。
サイズ・重さ

計測箇所 | サイズ |
全長 | 140mm |
キャップをはずした長さ | 118mm |
キャップポストした時 の長さ | 154mm |
キャップのみの長さ | 66mm |
胴軸最大径 | 13.2mm |
キャップ最大径 (※ 1) | 14.4mm |
※ 1 : クリップは除く
プロシオン
計量パーツ | 重量 |
全体 | 23.3g |
軸部のみ(※ 2) | 12.8g |
キャップのみ | 10.5g |
※ 2 : カートリッジ、コンバーターを含まず
プロシオン ラスター
計量パーツ | 重量 |
全体 | 23.3g |
軸部のみ(※ 2) | 12.6g |
キャップのみ | 10.3g |
※ 2 : カートリッジ、コンバーターを含まず
作り(素材・外観の特徴)
金属塗装仕上げ
グリップ部以外金属製(アルミ)。
下の画像は天冠部。左が プロシオン、右が プロシオン ラスター。プロシオン ラスターはクリップだけでなく、天冠部もクロームメッキ仕上げでアクセントになり、高級感もアップしています。

キャップ
キャップはネジ式。回転数は 1回転と少ないです。さっと書き出すことができ、これはありがたいです。
プラチナ万年筆 自慢の「スリップシール機能」搭載。半年、1年と使用しなくてもサラリと書き出すことができます。
下記の画像がインナーキャップです。細い棒状のものを差し込むと 3mm程度入り込みます。スリップシール機能のバネの作用ですね。

カラー展開
この記事掲載のカラーは「ポーセリンホワイト」です。ポーセリンホワイト 以外は下記のカラー展開です。
プロシオン
- パーシモンオレンジ
- ディープシー
- ターコイズブルー
- シトロンイエローグリーン
プロシオン ラスター
掲載のプロシオン ラスターは「ブラックミスト」。
- ブラックミスト
- ローズゴールド
- シャンパンゴールド
- サテンシルバー
公式サイトには「マット塗装仕上げ」と記載されているのですが、ポーセリンホワイトは 「光沢仕上げ」に見えます。カラーによってはマット仕上げですが…。
ペン先
大型五角絞りステンレスペン。

当初、この形が「受け入れがたい形」と感じていましたが、しばらく使っていると 「スマートな形」に感じるようになりました。むしろこちらの方がカッコいいと感じるほどに…。

下の画像が新設計のペン芯。インク吸入口がペン先から約1cmのところにあります。残量が少ないインクボトルからでも吸入可能です。

下の画像は#3776 センチュリーとのペン芯の比較画像です。首軸まで浸すとなると…。ペン先から約2.3cm もありました。物によってはハート穴までボトルに浸ければOKのものもあります。

字幅・書き味
字幅(筆記サンプル)
販売されている字幅は F(細字)とM(中字)。
紙はノーブルノート5mm方眼です。そこまで、大きな差はないように思いますが、M(中字)の方がなめらかです。

書き味
プラチナ万年筆は国産メーカーの中で、一番 カリカリした書き味だと思っています。筆記感を感じるように意図的にそうしていると何かで見たことがあります。
そのイメージのまま、プロシオンではじめて筆記した際、思わず「えっ?!」と驚きました。
「#3776 センチュリー」よりもなめらかな筆記感です。ペン先が硬すぎることなく、気持ちのいい筆記ができます。
バランス
重心位置の2画像です。
まず、キャップポストした場合の重心はキャップとの境目の少し前です。ほぼ中央です。

キャップポストしない場合、中央よりも前付近。金属軸ではありますが、かなり前重心です。

まとめ【プロシオン】
プラチナ万年筆 プロシオン(PROCYON) 。
万年筆としては(ギリギリ)エントリークラス価格帯。万年筆の醍醐味を存分に楽しむことができます。価格も高すぎず、安すぎず、普段使いにピッタリな 1本です。
プラチナ万年筆の特徴のイメージ「カリカリした書き味でちょっと…」を払拭してくれました。
パイロット ライティブより書き味はなめらかだと思います。こればかりはペンポイントのわずかな差で違ってきますし、何とも言えないところではあります。
プロシオンの特徴・いいところのおさらいです。
- いつでもさらりと書き出せる「リップシール機構」搭載
- インク吸入がしやすい新設計ペン芯
- コシがあり柔軟性に優れた五角絞り大型ペン先
- 最適重量バランス設計のアルミボディ
- キャップの回転数が少ない
- なめらかな書き味
プラチナ万年筆 プロシオン。こんなにサラサラ書けるとは思いませんでした…。
プロシオン
プロシオン ラスター
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