パイロット キャップレス の洗い方(洗浄方法)|メンテナンス
記事公開日:2021年7月15日
パイロット万年筆キャップレスの 洗い方(洗浄方法)です。
万年筆は定期的なメンテナス、インク交換等で洗浄が必要となることがあります。通常の万年筆と作りが異なるキャップレス。
”どうすればいいんだろう?” と以前、私自身が思い、いろいろ試しました。そして、10数年この洗浄方法で問題が起きていないので記事にしました。
■ キャップレスの洗い方(洗浄方法)
■ キャップレス洗浄時に注意する点
洗浄に必要なもの
1 水を入れる容器(コップ、カップ等)
2 洗浄キット(パイロット用 洗浄用スポイト)
※ ない場合、面倒ですがコンバーター
下の画像は 2 の洗浄キット(パイロット用 洗浄用スポイト)です。
何年も前に入手したので、どのように入手したが覚えていませんが、市販されてはいないです。
おそらく 万年筆を購入した際にもらったはず?…です(1万円以上の万年筆購入でもらえるようです)。
2022年3月 ついにパイロットの洗浄キットが発売されました。
洗浄キットには 汚れがひどい時に使用する洗浄液も入っています。
もし、お持ちでない方は洗浄キットの作成方法も記載していますのでご覧ください。
作成方法はこちら(ブログ内のリンクです)。
300円から400円程度で作成できます。
洗い方
それでは洗浄方法です。
STEP1
STEP2
STEP3
その後、ペン先をしばらく水に浸しておく(1昼夜程度)。
※ 水が透明になるまで水を交換し、繰り返す。洗浄キットがない場合、洗浄キットを作成するかコンバーターで対応になります
洗浄キットの作成方法は こちら(ブログ内のリンクです)。
STEP4
※ 完全に乾かしてからふたたび使うのがベストだとは思いますが、私はティッシュ等で水気を切ったらすぐに使ってしまいます
メーカー公式では「ヘッド・軸は洗浄しないでください」と記載されています。
下の画像が「ヘッド」と記載しているものです。
ヘッドを洗浄することをメーカーでは推奨していません。
しかし、キャップレスはシャッター機構にべったりインクが付きます。
洗わずにインクを変更して ”シャッター部でインクが混ざり合うのってどうなんだろう…” と思い、私は洗浄しています。
繰り返しになりますが
ヘッドの洗浄はメーカー非推奨です。
実施する場合は自己責任でお願いいたします。
ヘッドの洗浄方法です。
STEP5
STEP6
STEP7
※ : 私はビニール袋に入れて布団乾燥機ですぐに乾かしています。
ヘッドの水へのつけ置きはNGです。サビが発生することがあります(※)。
※ : 以前、水へつけ置きを行い、赤錆(アカサビ)が発生しました
以上です。
まとめ【パイロット キャップレス の洗い方】
以上が キャップレスの洗い方 でした。
この洗浄方法で10数年使用していますが問題は発生していません。
ただし、繰り返しになりますが…
ヘッドの洗浄はメーカー非推奨です。
実施する場合は自己責任でお願いいたします。
関連記事・おすすめ記事
キャップなし万年筆ではなく一般的な ”キャップあり万年筆” の洗い方(洗浄方法)の記事です。