万年筆

【初心者向け】万年筆の選び方・使い方・NG行為|10,000円以下のおすすめ万年筆

紙とペンのブログ管理者
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記事公開日:2022年10月3日

万年筆を使ってみたい!」と思ってはいるけど…、「少しハードルが高いなぁ」と思っている人に読んで欲しいです。
万年筆は日常の書き物から特別な時の筆記まで、さまざまなシーンで魅力を放つ筆記具です。しかし、その豊富な種類や機能から、自分に合った一本を選ぶのは容易ではありません。
書き心地、デザイン、価格帯といった要素を総合的に考え、最適な万年筆を見つけるためのポイントとは何でしょうか。
本記事では、万年筆選びに役立つ基本的な知識から、覚えておくと役立つ小ネタまで、解説していきます。

それでは具体的に解説してきます。
万年筆をはじめて使う時のハードルは多少順番は違うかもしれませんが下記の3つのハードルではないでしょうか。

第一のハードル

「なんとなく難しそう…」、「いろいろとめんどくさそう…」と思い躊躇する。

第二のハードル

「買ってみよう!」と思っても、価格に幅があり過ぎて「どれから手をつけたらいいの…?」となる。

気になったものすべて購入できればいいですが、安いものばかりでもありませんので、できれば失敗はしたくありませんよね。

第三のハードル

購入したとしても「どうやって使えばいいの…?」、「メンテナンスは…?」となる。

この記事でわかること

■ 万年筆を選ぶ際のポイント
■ 万年筆の使い方
■ 万年筆のメンテンナンス方法
■ 10,000円以下の使いやすい万年筆
■ 万年筆のNG行為


この記事を書いた管理者
これまでに141本の万年筆を購入してきました(2024年12月現在)。
最近では海外からペン先を購入してカスタマイズを楽しんでします。それらの知識をもとに記事を記載しています。

この記事ではこの三つのハードルの不安を少しでも解消できるように解説していきます。

この記事を読むことで万年筆を ”購入” → ”使える” ようになります。

これまでに 141本購入(2024年12月現在)し、いろいろ試してきた(※)このブログの管理者が解説していきます。最後まで読んでみてください。
※ : いくつかの万年筆を(分解・改造して)壊してしまったりもしています…

選ぶ際のポイント

万年筆を選ぶ際のポイントは下記の 4つです。

  1. 価格(予算)
  2. 字幅
  3. インクの補充方法
  4. デザイン

この記事(今、ご覧の記事)では選ぶ際のポイントの概要のみ掲載しています。
詳細にご覧になりたい方は下記の記事(万年筆の選び方|4つのポイント)で詳細に掲載していますのでご覧ください。

関連記事
万年筆の選び方|4つのポイントを解説
万年筆の選び方|4つのポイントを解説

ポイント1:価格(予算)

まずは 価格(予算)です。

万年筆は 1,000円以下の低価格から 10万円を超える超高級タイプまでと上を見ればキリがないほど価格の幅があります。価格が高いほど良いものかというと一概にはそうとはいえません。
自分に合うものを探すのも万年筆の楽しみのひとつです。

はじめは 1,000円から2,000円程度の物からはじめてみるのがいいでしょう。
品質でいえば日本製が間違いない(ハズレが少ない(※))です。
1,000円から2,000円程度の物を使い倒してみて、”書きやすい”、”楽しい” と感じるようであれば高価なものへ挑戦してみるのがいいと思います。

私は今でこそ万年筆が大好きです。しかし、はじめはフワフワして書きにくいと思いました。ところが使っていくうちに、違和感でしかなかったフワフワの筆記感と文字の濃淡の魅力に取りつかれました。

※ : 万年筆も工業製品ではありますが、他の筆記具(例えばボールペン、シャープペン)より、精密さを求められる度合いが高い筆記具です。わずかな差が 書き味・品質 に影響します。日本製に関していうと、その精度が非常に高く、ハズレ(最悪の場合、インクが出ず書くことすらできない)の確立が非常に低いです。

ポイント2:字幅

つぎに ペン先の太さ(字幅)です。

ボールペンやシャープペン同様、万年筆にもペン先(字幅)の太さがあります。
ボールペンの場合、リフィル(替え芯)を変更することにより字幅の変更がある程度可能です。

しかし、万年筆のペン先は(基本的に)変更ができないので用途に合わせて選択する必要があります。
代表的なペン先の太さと、おおよその用途を覚えておけば困ることはないです。
一般的には下の表のように分類されると覚えていれば問題ありません。

細さ記号主な用途
極細字EF/XF手帳等の狭いスペースへの筆記
細字F手紙、ノート等 幅広く使用
中字M手紙、大きめの字
太字B宛名やサイン

ポイント3:インクの補充方法

つぎに インクの補充方法 です。

万年筆によってインクの補充方法が異なります。
インクの補充方法により大きくわけて ”カートリッジ式” と ”吸入式” があります。
カートリッジ式 に コンバーター を付けて吸入式のように吸入する ”カートリッジ/コンバーター両用式” もあります。

はじめての場合、カートリッジで使用するのがもっとも 気軽に使える ので カートリッジ/コンバーター両用式” をおすすめ します。

カートリッジに慣れてきてから(万年筆の使い方に慣れてきてから)コンバーターを使い、そして、吸入式というのが個人的にはおすすめです。

慣れれば問題ないのですが、吸入式はカートリッジ/コンバーター両用式と比較するとメンテンナンスに少し手間がかかります。

ポイント4:デザイン

最後のポイントは デザイン です。

万年筆は ”少ない力でサラサラ書ける”(疲れにくい)、”好きな色のインクが使える” 等があります。
そして、見逃せないのは ”デザインの多彩さ” です。
カジュアルに使えるもの、軸が美しいもの、高級感あふれるもの まで様々なデザインがあります。
複数持って用途によって使い分けをするのも万年筆を使う楽しみのひとつです。

デザインは持った際(筆記の際)のバランスにも影響しますので重要です。
ただ、エントリークラスの万年筆は試し書きできないことがほとんどなので悩ましい点ではあります。

万年筆の使い方・メンテナンス

インクの入れ方

”カートリッジでの使用” をおすすめしているのでカートリッジでの使い方です。
使い方は簡単です。

ほとんどの場合、購入時にカートリッジが付属しています。
付属しているカートリッジを首軸に差し込んで 10分から 15分待つだけです。

  1. キャップを外す
  2. 首軸と胴軸を外す
  3. カートリッジを差し込む
  4. 首軸と胴軸を再度セットする
注意!

しばらく待ってもインクが出てこないことがあります。
しかし、カートリッジを強く押したり、回したりしないでください。
カートリッジがゆるくなり、インク漏れが発生することがあります。

インクが出てこない時、ペン先を少しだけ水にぬらす(”呼び水” という)と書けるようになることがあります。

万年筆のメンテナンス

万年筆の洗い方(インクの交換方法)

万年筆は ”毎日使うことが最大のメンテナンス” といわれます。
理由は、使うことによりインクが流れ、ペン先に詰まった不要なもの(目に見えない紙くず、ほこり等)が排出されるからです。

それ以外に必要なものとして ”洗浄” があります。
必要になるケースは下記のようにいくつかあります。

  • 2、3ヶ月に一度の定期洗浄
  • インクの色を変えたい時
  • しばらく使用しない時
  • インクの出が悪い時

基本は水洗いです。
カートリッジ/コンバーター式 の場合、首軸が分解可能なので首軸より前を丸っと水洗いです。

具体的な方法は長くなってしまうので別の記事にしてあります。
万年筆の洗い方 の詳細はこちらをご覧ください。

関連記事
初心者向け|万年筆の洗い方(洗浄方法)これだけ覚えておけばOK!
初心者向け|万年筆の洗い方(洗浄方法)これだけ覚えておけばOK!

インクが出なくなった時の対処方法 はこちらをご覧ください。

関連記事
万年筆のインクが出ない時の対処方法
万年筆のインクが出ない時の対処方法

10,000円以下の使いやすい万年筆

最後に価格で分類した ”10,000円以下の使いやすい万年筆” です。

万年筆は使用するシチュエーションが違ったり、趣味嗜好の要素が強く、使う人によっても 合う/合わない があるので これが絶対!というものはありません

はじめは安価なものからはじめて ”こんなものか~” と慣れてから(楽しかったら)ステップアップしていけばいいと思います。

掲載の分類条件について

この記事は下記の条件で分類、掲載しています。

  • 価格は”メーカー希望小売価格”(税抜)(2024年5月 時点の価格)
  • 実際に今でも所有していて、個人的に使いやすいと思うもの

※ : 掲載していないもので 10,000円以下のものは他にもいくつか所有しているのですが、個人的に気に入らないものは掲載していません。私はプロのライターではないので忖度なしで記載しています。

詳細記事のリンクがあるものもあります。
リンクがある場合(「詳細記事はこちら」のリンク)はリンクをクリックするとレビュー記事に移動するので詳細をご覧ください。

使いやすい 万年筆 一覧

画像・商品名 クリックでこのページの概要説明にジャンプします。

価格は 2024年5月 時点

商品名ひとこと
コメント
メーカー価格
(税別)
インク補充方式
プレジールお手軽に
はじめるには
プラチナ万年筆1,000円カートリッジ/
コンバーター両用式

アルミ
丸軸万年筆
お手軽かつ
おしゃれに
無印良品1,590円
(税込みの価格設定)
カートリッジ/
コンバーター両用式
ライティブはじめてなら
おすすめ!
パイロット2,000円カートリッジ/
コンバーター両用式
プロフィット
Jr.
通好みセーラー万年筆2,500円カートリッジ/
コンバーター両用式
P50マジですか?!という価格設定アズバイン4,300円吸入式
サファリド定番ラミー4,500円カートリッジ/
コンバーター両用式
アルスターサファリの高級版ラミー5,800円
プロシオン乾燥知らずのキャッププラチナ万年筆6,000円
キュリダスノック式万年筆プラチナ万年筆7,000円
P36価格以上の価値あり!アズバイン7,500円
プロシオン
ラスター
プロシオンの高級版プラチナ万年筆8.000円

昨今、価格の改定が多いため更新が追い付いていないことがあります。
できる限り最新化に努めますが、情報が古い場合でも温かい目で見守っていただけると幸いです。

~ 1,000円

プラチナ万年筆 プレジール

プラチナ万年筆 プレジール です。
今回、掲載する万年筆の中で最安値です。

金属製(アルミ製)の軸です。
そして、プラチナ万年筆自慢のスリップシール機構が搭載されています。
スリップシール機構の詳細はこちら(公式サイトのリンクです)。

スリップシール機構のおかげでペン先の乾燥には強いです。

冒頭で ”2,000円から3,000円程度からはじめてみるのがいいでしょう” と記載しました。しかし、”どの程度使うかわからないな…” という人はとりあえず、この プレジール からはじめてみてはいかがでしょうか。

書き味はF(細字)は若干カリカリしますが、M(中字)は比較的なめらかで書きやすいです。
この記事の中では最安値ですが、万年筆のメリットである ”ほとんど力を入れなくても字が書ける” が体験できます。これまでボールペンしか使ったことのない方はスラスラ書けて楽しくなると思います。

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1,000円で購入できるものとして、パイロットのカクノ(KAKUNO)が有名です。
万年筆人気の立役者でありますが、”ペン先が乾燥しやすい” のと ”可愛すぎる” ので個人的にはあまり好きではありません。
書きやすい万年筆で人気があることは間違いありませんが…。

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~ 2,000円

無印良品 丸軸万年筆

無印良品 アルミ丸軸万年筆 です。
販売価格が税込のみの設定で 1,590円です。他のブログ等で以前の価格で掲載されているものもあるようですが、2023年1月に価格が変更されています。

詳細記事はこちら です(ブログ内のリンクです)。

無印良品 アルミ丸軸万年筆|レビュー(無印良品|万年筆)
無印良品 アルミ丸軸万年筆|レビュー(無印良品|万年筆)

シンプルなデザインでおなじみの無印良品の万年筆です。
サラサラとした筆記が可能でこの金額で購入できる万年筆として個人的にはおすすめです。
ただ、書き味はいいですが若干ペン先が乾燥しやすいです。

そして、大きい注意点があります。
金属軸で質感がザラザラしているため他の樹脂軸ペンにキズをつけます

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パイロット ライティブ

パイロット ライティブです。当ブログ、万年筆レビュー記事の中で 一番読まれている記事 です。詳細記事はこちら です(ブログ内のリンクです)。

ライティブ(LIGHTIVE)|レビュー(パイロット|万年筆)
ライティブ(LIGHTIVE)|レビュー(パイロット|万年筆)

新仕様のインナーキャップでペン先が乾燥しにくいです(プラチナ万年筆のスリップシール機構と同様の仕組みです)。

久しぶりの筆記でもペン先が乾燥して ”書けない!” というイライラがなくなります。
パイロットのコンバーターは 2種類ありますが、大きい方のコンバーター(CON-70)が使用できます。

最安値万年筆ではありませんが、思い切り使えるコスパ最強の万年筆です。
万年筆の”サラサラ”、”スラスラ” 書くことを体感したい方は M(中字) の方がいいです。

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~ 3,000円

セーラー万年筆 プロフィット Jr.(ジュニア)

セーラー万年筆 プロフィット Jr.(ジュニア)です。
セーラー万年筆の看板商品 ”プロフィット” シリーズのエントリークラスという位置づけです。

形はベーシックな形状ですが、軸の色が可愛らしいものが多く、選ぶのが楽しくなります。

書き味は硬めです。
硬めですが、中細字(字の太さは 1種類のみ)なので紙を引っかくようなカリカリ感はありません。
ノートへの筆記等の普段使いに使いやすい字幅です。

”カリカリ感はない” と記載しましたが、セーラー万年筆は筆記の際、ほどよい引っかかりがあり、この書き味が好きな人も多くいます。

このクラスに高級感を求めるのは刻ですが、高級感はありません。
小さめの作りなのでキャップポストして使う方が書きやすいです。

さすが日本製と思わせる安定した品質です。

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~ 5,000円

Asvine P50 ピストン万年筆


メンテナンスが少し、難しいのではじめての万年筆には少し手ごわいかもしれません。万年筆中級者、上級者でも満足できる1本です。

Asvine P50 ピストン万年筆。中国の新生ブランド ”Asvine” のアクリルセルロイド軸の万年筆です。インクの補充方法は吸入式、BOCK社製ペン先も選択(装着)可能。価格以上の価値を十分に感じることができる1本です。

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ラミーサファリ(LAMY Safari)

ラミーサファリ(LAMY Safari)です。

この万年筆は ”はじめての万年筆におすすめ!” といわれ続けて何年…、というくらい人気の万年筆です。超メジャーな万年筆です。

ラミー(LAMY)はドイツの筆記具メーカーで、これまでにありそうでなかったデザインの商品が数多くあります。
このサファリは大きなクリップとグリップの形状が特徴です。

ただ、海外製ということもあり日本製と比較するとやや価格が高い印象を受けます。
定価が 4,500円ですがインターネットであれば 3,000円程度で購入できるかと思います。

書き味は少し硬い印象。インクフローはよく、気持ちよく筆記できます。EF(極細字)は少しカリカリします。
なめらかに書きたいのであれば F(細字)か M(中字)をおすすめします(一般的に字幅が太いほどなめらかに書けます)。

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ラミーアルスター(LAMY AL-star)

ラミーアルスター(LAMY AL-star)> 口コミをチェック ※]です。
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詳細記事はこちら です(ブログ内のリンクです)。

ラミーアルスター(AL-star)|レビュー(LAMY|万年筆)
ラミーアルスター(AL-star)|レビュー(LAMY|万年筆)

ラミー(LAMY)の代表万年筆のサファリ(Safari)の金属軸モデルのアルスター(AL-star)。
定価での価格差は1,000円ですが価格差以上に高級感を感じるちょっと大人の万年筆です。
思い切り使うにはいい万年筆です。

ただ、海外製ということもあり日本製と比較するとやや価格が高い印象を受けます。

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~ 10,000円

プラチナ万年筆 プロシオン

ペン先が乾きにくい ”スリップシール機構” 搭載、少ないインクでも吸入できる新設計のペン芯、金属軸で高級感を保ちつつもほどよい重量と絶妙なバランス。スチール製のペン先ですがとても柔らかい書き味です。10,000円以下のクラスではおすすめです。

はじめての万年筆におすすめするならこの ”プロシオン” か ”ライティブ” です。やはり日本製品の品質は高いです。

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プラチナ万年筆 キュリダス

プラチナ万年筆 キュリダス> 口コミをチェック ※]です。
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詳細記事はこちら(パイロット キャップレスと比較記事) です(ブログ内のリンクです)。

比較・レビュー|キャップレスとキュリダスどっちがおすすめ?
比較・レビュー|キャップレスとキュリダスどっちがおすすめ?

キャップがない万年筆 です。55年ぶりに最新技術のもと片手でノックして筆記できるノック式万年筆「キュリダス」を 2020年3月 に発売されました。”繰り出す” 機構と ”CURIOSITY(好奇心)” の造語から命名されました。

キャップレス(12,000円の商品)と比較した場合(どちらも鉄ペン)、キャップレスよりやわらかい書き味 です。

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Asvine P36

中国の新生ブランド Asvine のアクリルとチタン製 万年筆 Asvine P36 です。
詳細記事はこちら(ブログ内のリンクです)。

Asvine P36 チタン万年筆|レビュー(アズバイン[Asvine]|万年筆)これはおすすめ!
Asvine P36 チタン万年筆|レビュー(アズバイン[Asvine]|万年筆)これはおすすめ!

ペン先がBOCK社のものとAsvine社の物があり、価格差がおよそ1,500円あります。私はBOCK社の物をお迎えしたので7,500円でした。Amazonで購入しました。

パーツにチタンを使用したインク吸入式の万年筆でこの価格は驚きです。作りもしっかりしており、今後人気が出るのではないかなと思います。
ペン先ユニットが固定されていないのでペン先の交換が可能です。ただし、ネジが少し硬めなのでテープで仮止めしてから取り外しすることをおすすめします。

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プラチナ万年筆 プロシオン ラスター

(ふたつ上の)プロシオンの上位モデルです。
上位モデルといっても、天冠と軸の塗装が異なるのみで筆記に関する仕様は同じです。
筆記感は同じですが高級感がアップしています。プロシオンと同様に非常に書きやすい 1本です。
※ : 厳密には全体の重さは同じですが、0.数g キャップと軸の重さが異なります。

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万年筆でやってはいけないこと(NG行為)

ここでは万年筆を使う際にやってはいけないことを掲載します。

  1. ペン先を強く押し付ける
  2. 強く振る
  3. ペン先を下にして保管する
  4. インクを混ぜる
  5. アルコールで軸を拭く

簡単に解説です。

  1. ペン先を強く押し付ける

    インクが出ないとしてもペン先を強く押し付けて書くことはNGです(※)。
    ペン先が開いてしまい、使えなくなる可能性があります。
  2. 強く振る

    インクが飛び散ります…。
    キャップをしていた場合、キャップの中がインクだらけになります。
  3. ペン先を下にして保管する

    インクがキャップ内に漏れだすことがあります。
  4. インクを混ぜる

    原料によりますが、化学反応を起こしてインクが固まり、筆記できなくなることがあります。
    インクを変更する場合は洗浄する必要があります。洗浄方法は別の記事で掲載しています。> 万年筆の洗い方(洗浄方法)はこちら(ブログ内のリンクです)
  5. アルコールで軸を拭く

    軸の素材によりますが樹脂製の場合、割れてしまうことがあります

※ : インクがなかなか出てこない時、ペン先をちょっとだけ水でぬらす(”呼び水” という)と書けるようになることがあります

まとめ【万年筆の選び方・使い方・NG行為】

ここまで下記の内容を見てきました。

  • 万年筆を選ぶ際のポイント
  • 万年筆の使い方
  • 万年筆のメンテンナンス
  • 10,000円以下の使いやすい万年筆

デジタル化が進み、手で文字を書くことが減ってきている現代ですが、文字を書くことがなくなることはないでしょう。
手書きの文字のよさ(味)、手書きでなければ伝わらないものがあると信じています。
私は字がキレイではありませんが、手書きが大好きです。
少しでも万年筆に興味を持ってもらい、たくさんの方に万年筆を使ってもらえるようになったら嬉しいです。

よくある質問(FAQ)

Q
Q. 万年筆は何がいいの?

万年筆はほぼ筆圧がなくても書き続けられます。はじめは少し慣れが必要ですが、紙の上をスラスラと滑らせる感覚は一度はまるとクセになる書き心地です。力を入れ続ける必要がないので疲れにくく、長時間の筆記に向いています。
また、ボールペン等と異なり、文字に濃淡が出やすく、他の筆記具以上に味のある文字を書くことができます。その日の体調、気分によっても文字が異なり、後から読み返した時に「この時は疲れていたな」、「この時は怒っていたな」等思い出すこともあります。

Q
Q. 日本の万年筆3大ブランド・メーカーは?

日本の万年筆3大ブランドは「パイロット」、「セーラー万年筆」、「プラチナ万年筆」です。

「パイロット」は万人受けするなめらかな書き味が特徴です。
「セーラー万年筆」は職人が研ぎだす特殊ニブ(ペン先)が特徴です。
「プラチナ万年筆」は少し引っ掛かりがあり書きごたえのあるニブ(ペン先)が特徴です。

Q
Q. メンテナンス(洗浄方法・洗い方)はどうしたらいい?

万年筆には洗浄が欠かせません。洗浄方法の記事がありますのでそちらをご覧ください。

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価格帯で分類したおすすめの万年筆 です。
1,000円から 10万円まで幅広く掲載しています。

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万年筆の楽しみ方のひとつのインク。
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文房具(特に筆記具)が好きなサラリーマン。万年筆は141本(2024年12月現在)・ボールペンも約100本・シャープペンは約50本、木軸ペン、その他筆記具(フェルトペン、蛍光ペン 等々)も数え切れないほど購入しています。最近は海外のお店から万年筆のペン先を購入し、カスタマイズを楽しんでいます。壊してしまった万年筆が何本もあります。

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